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2018年7月12日

夜行バスの運行方式について

夜行バスは1960年代に、当時の国鉄が寝台列車の需要の少ない場所向けに運行を始めたのが最初とされています。

そのころは昼行便と変わらない設備で、もちろんリクライニングシートでもありませんでした。ただ当時は鉄道でも座席の夜行列車が多く運行されていたこともあり、その便利さから利用する人は多かったようです。現在のような3列独立シートにトイレまでついた夜行バスが出てくるのは1980年代です。

1983年に関西と福岡県を結ぶ「ムーンライト号」は、ハイデッカーの大型バス使用、独立シートにトイレ、そして自動車電話までつく豪華仕様ということで人気になりました。この「ムーンライト号」はその設備の豪華さだけでなく、運行方式を工夫して、現在の夜行バス発展の基礎を築いたものでもあります。

その工夫とは共同運行方式と運賃プール清算制です。共同運行方式は、一つのバスを複数社共同で運行するものです。もっとも多いパターンは便が就航している2都市それぞれの事業者が共同するものです。

上記ムーンライト号は関西地区の阪急と福岡の西鉄による共同運行でした。この際の運賃の取り扱い方式として運賃プール方式があり、現在の共同運行における主流です。これは運賃を便ごとではなく、いったんすべて取りまとめた後に、各社の運行距離に応じて配分するというシステムです。

これにより同じ路線に競合する複数の運行業者が便を就航させることによる非効率が改善され、今日の高速バスや夜行バスの隆盛に寄与しました。また一時期は旅行会社がバスを貸し切り、ツアーとして運行する方式の夜行バスも存在しました。安価が魅力でしたが、事故が相次いだために制度が改正され、現在は乗合バス事業者としての認可を得た上で運行されています。

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